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【訃報】のご連絡

飛鳥書店会長 浜中 猛(はまなかたけし)儀 は、9月15日に享年97歳にて永眠いたしました。
生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。

なお、通夜および告別式につきましては、家族葬にて執り行われます。


以下、駿佑よりコメントを掲載させていただきます。

—-(以下、コメント)—-
浜中猛は、飛鳥書店の創設者(会長)であり、私の祖父です。
幼少期よりいつも私を可愛がり、また前職を離れて飛鳥を継いだ際には、経営知識のない私を、辛抱強くサポートしてくれました。

会長は、現役当時、飛鳥書店を14店舗経営していたそうです。昨今の書店、出版業界の衰退を受けてもなお、本屋を残したいという思いで、事業を継続させていました。

しかしながら、私には書店経営の才能も乏しく、洋書のオンライン販売や、スクール運営事業等で、「飛鳥」の存続を模索する日々でした。そのような中で、和美先生とともにダンススクールをスタートさせ、さらに1階全面をスタジオにリニューアルする思い切った決断を下しました。
周囲が反対する中で、真っ先に応援し、経営面でも全力で支えてくれたのが会長でした。

毎朝工事現場を訪れては、進捗を確認し、誰よりもその完成を心待ちにしていました。そして、竣工後、景色の良くなった”飛鳥ダンススクール”を訪れては、穏やかな表情でダンスレッスンの様子を見学していました。

飛鳥書店が本来の「書店」でなくなっていく様子は、会長にとっては内心寂しい思いもあったかと思いますが、それでも、たくさんの方が飛鳥を訪れ、楽しそうに踊る姿を見て、きっと安堵したことでしょう。

生涯現役を貫き、90過ぎてなおパソコンでクラウド会計に向き合う会長は、亡くなる2日前まで、最近の経済情勢や株価を尋ねてくるほど、しっかりとしていました。
しかし、いよいよ最後という時には「元気でいてね、また会いに来てね」と、コロナ対策で面会が叶わなかったひ孫への想いを口にし、曽祖父らしい一面を覗かせて、程なくして息を引き取りました。

私自身、こうして飛鳥を継続し、多くの子供たちの笑顔を見せられたことは、会長への最大の恩返しとなりました。支えてくださった皆さまへは、心より感謝申し上げます。

引き続き、会長の想いを胸に、より愛される飛鳥を目指す決意とともに、哀悼の意を表します。

(駿佑)

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